対人恐怖症の方に必要な周りの対応は見守りとサポートです


対人恐怖症の方は、人に対して緊張したり不安になったりするその症状が性格によるものだと考えて、1人で悩んでしまう場合が多いといわれています。ただいつまでも自分で悩みを抱えているだけでは状態が改善することは難しいでしょう。

ご家族や友人などが、本人の悩んでいる不安な気持ちをできるだけ理解してあげ、つらい思いを聞くなど相談にのってあげることが大切といえます。

対人恐怖症の方への接し方はその症状によって異なります

対人恐怖症は10人のうち約2人がかかるといわれています。これほど多くの方がかかるとされる対人恐怖症とは、人前で話す時などに極度に緊張してしまう、また大きな不安を感じる状態です。

強い緊張のために赤面や大量の汗をかく、人前で電話をかけることができないなど、精神的や身体的にさまざまな症状が 生じます。 対人恐怖症ではなくても緊張しやすい人は、人前で話す時に不安になったり顔が赤くなったりと、対人恐怖症と同じような症状が発生することがあります。

ただの緊張で症状が出るだけの場合には大きな問題はないのです。しかし極度の緊張で恐怖を覚えるなど精神的な負担が大きくなると人と接することができなくなる場合もあります。

本人の状態がまだ軽度で人と接することができる状態のときには、家族はなるべく今まで通り心配し過ぎない態度で接するといいでしょう。そして人と接することができない重症度の高い場合には、本人を家族ができるだけ見守ることが大切といえます。

対人恐怖症を克服するために周囲の人がサポートをすることが大切です


対人恐怖症にはさまざまな症状があります。人前で電話に出ることができない電話恐怖症や、人前で食事をすることが緊張してできない会食恐怖症、人に見られた状態で字を書くことができない書痙など多くの発症条件と症状が挙げられます。

そして対人恐怖症の場合には1人1人どういう場面にどんな症状が出るのかが個人によって異なるのです。電話に出ることだけができない人や、電話に出ることも人前で字を書くことができないという人もいるかもしれません。

軽度の対人恐怖症の場合には、 その苦手とする場面を、経験を積むための機会としてムリのない程度に本人にさせることがいいとされています。周囲の人は、どうしても本人ができないことがあった場合には、ムリをさせないように、本人のサポートをするといいでしょう。

たとえば本人が電話恐怖症のため電話の応対ができない状態のときには、電話に出られそうなときに少しずつ電話応対の経験を重ねるように促しましょう。ムリな状態の時には本人に代わって周囲の人が電話をするなどのサポートをしてあげてください。

そして本人の状態が改善するごとに、一緒に話し合ってやり方を変えるようにしましょう。

本人がリラックスできるような環境作りをサポートしましょう

対人恐怖症の症状は緊張しているとひどくなり、リラックスできていると軽減されるといわれています。すぐに症状が改善することは難しいといえますが、ムリせずゆっくりと本人の症状が改善されていくことを待つことも大切です。

日常生活でリラックスして過ごせるように、身内の方が生活環境の改善に協力するなど日常生活の快適さをアップさせることで症状の早期改善が期待できるでしょう。対人恐怖症の状態では脳内のセロトニンの量が減少しているとされています。

心を落ち着ける役割をする脳内物質のセロトニンの量を増やすためには、朝に起きて太陽の光を浴び、きちんと夜に眠るという生活がいいとされています。 また栄養バランスのよい食事をとることや、ウォーキングなどの適度な運動をすることもセロトニンの増加が期待できるのです。

本人の症状改善のためには、これらの環境を整える家族の協力が大きなサポートになるでしょう。さらにリラックスできる環境づくりとして、気持ちを落ち着け緊張を和らげるアロマテラピーを取り入れるなど工夫をしてみてください。

(まとめ)対人恐怖症の方に周りの対応はどうすればいい?

1.対人恐怖症の方に必要な周りの対応は見守りとサポートです

対人恐怖症の方はその症状が性格のためだと考えて1人で悩んでしまいます。家族や友人など周りの人は、本人のつらい悩みを聞いて理解してあげることが大切といえるでしょう。

2.対人恐怖症の方への接し方はその症状によって異なります

対人恐怖症は人前で話す時などに極度に緊張をし、不安を感じる状態です。大きな緊張から赤面や発汗などが生じ、人前に出ることが怖くなるため、高い場合には家族が見守ることが大切といえます。

3.対人恐怖症を克服するために周囲の人がサポートをすることが大切です

同じ対人恐怖症でも1人1人苦手な場面はそれぞれです。軽度の対人恐怖症の改善には、少しずつ苦手な場面の経験を積んでいくことがよいとされます。

周囲の人は本人にムリをさせないようにサポートすることでより改善がスムーズにいくといえるでしょう。

4.本人がリラックスできるような環境作りをサポートしましょう

対人恐怖症の症状はリラックスできていると軽減されるといわれています。ムリして回復を急がせるのではなく、ゆっくりと本人の症状を回復させるために、 身内の方が生活環境の改善に協力することも大切です。


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著者紹介

著者情報プロフィール:佐藤 達三
株式会社ブレッシングス代表取締役。NSCAパーソナルトレーナーの資格者。メンタル、身体の両面でのパフォーマンス向上をサポートし、セミナーへの参加者は今までに延べ6,000以上を超える実績を持つ。
現在ではビジネスパフォーマンス向上のため、経営者、投資家、ビジネスマンをはじめ、幅広い顧客に指示され1,000人以上の個人カウンセリングを行い、あがり症、対人恐怖症の克服をサポートする。
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