対人恐怖症は身内に対して恐怖心を抱く可能性は低いといわれています


対人恐怖症とは人前に出て話すときや文字を書くときなど、人前で何かをするときに過度に緊張や不安を感じる状態です。人前に出たときに過度の緊張から大量の汗をかくなどさまざまな身体的症状が出るとされています。

対人恐怖症の症状は、職場や学校などで顔見知り程度の相手に対して生じやすく、いつも顔を合わせている身内に対しては症状が現れにくいという特徴があります。

対人恐怖症は人前に出たときにさまざまな症状が生じます

対人恐怖症は日本人に300万人以上いるといわれ、多くの人がなっているとされています。一般的に人前に出て緊張することや不安に思うことはよくあることです。

たとえ始めは緊張していたとしても、 人前に出る経験を重ねていくと徐々に慣れて、緊張しないようになる可能性があるともいわれています。ところが不安や緊張が徐々にエスカレートしていき、人と会うことまで恐ろしく感じるようになっていく場合もあるのです。

人と会うことを避けるようになってしまうと日常生活にも支障をきたすことになるので、無理はしない方がいいでしょう。対人恐怖症には、赤面恐怖症・発汗恐怖症・書痙・電話恐怖症などさまざまな症状があります。

これらの症状は、書痙や電話恐怖症などのように不安や恐怖を感じる状況が限られている場合と、人前に出たときの多くの状況で不安を感じる場合とがあり、後者の方が重症となっている場合が多いといわれています。 対人恐怖症では緊張するだけでなく、顔が極端に赤くなる、大量の汗をかくなど、身体的な症状が現れるときも多いです。

身体的な症状がひどい場合には気をつける必要があるでしょう。

対人恐怖症は顔見知り程度の相手に症状がでる場合が多い傾向にあります


対人恐怖症は、自分がすることなどが原因で相手が不快な思いをしていないかということに恐怖を覚える状態とされています。そのため、いつも一緒にいて慣れている家族や仲のいい友人などの身内に対しては、他の人に会うときとは異なり、恐怖を覚えにくいのです。

また身内以外のまったく知らない人に対してもそれほど緊張や恐怖を感じることがないという見解もあります。身内や見知らぬ人ではなく、その中間となる友人や同僚などに対して恐怖を覚えやすいので、とくにその対象となる人に対して注意が必要といえるでしょう。

ほかにも、同年代の小人数グループの中に入ったときや、3人という状況になったときに対人恐怖症の症状が出やすいとされています。その場に2人だけしかいないときには症状が出る場合が少ないのですが、グループになると症状が発症しやすいという特徴もあるのです。

できるだけ不安や緊張が生じないように、普段から規則正しい生活を送るなどリラックスして過ごせるようにするといいでしょう。

環境や性格が原因で対人恐怖症になる場合もあります

日本人は、もともと脳内物質の「セロトニン」を取り込む量が少ないといわれています。そのため日本人は、一般的に不安になったり緊張したりしやすい傾向があり、対人恐怖症になりやすいのです。

セロトニンは緊張を和らげて落ち着かせる働きがあり、社交不安症の改善に処方される「SSRI(抗うつ剤)」にも含まれている物質です。対人恐怖症は重度の場合社交不安症であると診断されることもあります。

このことからセロトニンの鎮静作用が対人恐怖症の改善や予防のために大切だということがわかります。また、怖がり・恥ずかしがり屋・感受性が高いなど、個人の性格も対人恐怖症の要素とされ、子供のころからの生活環境も、対人恐怖症になる原因の1つと考えられているのです。

小さい頃からずっと親に任せてばかりになっていた状況や、親が厳しいために自分の考えを言うことができなかった状況などが、将来対人恐怖症になる原因にもなるとされています。もともとの性格や家族との関係性で気になる点がある場合には、人と接するときにムリをし過ぎて対人恐怖症にならないように気をつけた方がいいでしょう。

(まとめ)対人恐怖症でも身内に対しては平気?

1.対人恐怖症は身内に対して恐怖心を抱く可能性は低いといわれています

対人恐怖症とは人前に出て何かをするときなどに過度な緊張や不安を覚える状態です。対人恐怖症の症状は、顔見知り程度の相手に生じやすく、身内に接するときには症状が現れにくい傾向にあります。

2.対人恐怖症は人前に出たときにさまざまな症状が生じます

対人恐怖症は日本人の多くがなっているといわれています。人前に出て緊張することはよくありますが、経験を積んでも緊張がなくならず逆にひどくなる場合もあるので、ムリをしないようにしましょう。

3.対人恐怖症は顔見知り程度の相手に症状がでる場合が多い傾向にあります

対人恐怖症では、自分が相手に不快な思いをさせていないかと不安になるとされています。いつも一緒にいる家族や仲のよい友人に対しては不安を感じることがなく、まったく知らない人々に対しても不安や緊張は感じないといわれています。

4.環境や性格が原因で対人恐怖症になる場合もあります

日本人はもともと、緊張を和らげる脳内物質である「セロトニン」を取り込む量が少ない傾向にあります。これに加えて感受性の強い性格であること、子供のころから自分の意見を言えなかった環境などが、影響して対人恐怖症になりやすいと考えられています。


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著者紹介

著者情報プロフィール:佐藤 達三
株式会社ブレッシングス代表取締役。NSCAパーソナルトレーナーの資格者。メンタル、身体の両面でのパフォーマンス向上をサポートし、セミナーへの参加者は今までに延べ6,000以上を超える実績を持つ。
現在ではビジネスパフォーマンス向上のため、経営者、投資家、ビジネスマンをはじめ、幅広い顧客に指示され1,000人以上の個人カウンセリングを行い、あがり症、対人恐怖症の克服をサポートする。
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