外に出れない具体的な理由から対策を練り、対人恐怖症を克服しましょう


対人恐怖症で、外に一歩も出ることができないという人もいます。このような重度なケースではまず対人恐怖症の原因を細かく分析し、その原因に応じた対策をしていくことが重要です。
闇雲に外に出ようとしてもなかなか出られないため、「自分は外に出ることができない」という思い込みが強くなってしまいます。具体的な対策をして少しずつ外に出て、「外に出られる」という成功経験を積んでいきましょう。

外に出れないと考える理由を具体的に認識しましょう

家から一歩も外に出れないとなると、とにかく「すべてが怖い」と思考停止しがちです。しかし、思考停止するのではなく、外に出ることで、具体的に何が起きるのが怖いのかをまず明らかにした方が良いでしょう。
たとえば、人によっては玄関のチャイムが鳴っても宅配便すら受け取れないという人や、徒歩数分以内のスーパーやコンビニにも出かけられないという人がいます。

そこで実際にこれらについて自分の恐怖心を分析してみると、「自分の顔が不快に思われるのが怖い」「男の人と話すのが怖い、子供なら大丈夫」など具体的なものが見えてくることがあります。外に出るためには、この具体的な悩みを見つけ、対策していくことが重要です。

本人が仮に現状をなんとかしたいと思っていたとしても、漠然とした恐怖心をただ意思の力だけで克服しようとするのは難しいものです。まず自分の恐怖の内容を明らかにし、その上で「人と会う時はサングラスやマスクをつける」「同性の多いところにだけ出かける」といったようにして対策していき、少しずつ外に慣れていく必要があります。

外に出る理由を作りましょう


とくに外に出る必要性がないと、引きこもりがちな人はなかなか家から出ることができません。そこで、あえて外に出る理由を作ることで、対人恐怖症の克服を考えましょう。
たとえば、ある人は、ネット上で意気投合した人と会うことになり、対人恐怖症であることを相手にわかってもらった上で、外で会うというのも良いです。自分1人ではなかなか外に出る意欲がわかなくても、自分以外の誰かに関わる理由があればその人のために出られるというパターンもあります。
また、映画を見に行くなど、自分の好きなことが目的であれば外にかろうじて出られるという人もいます。

自分がどういう場面でなら外に出ることができるのかよく想像し、できるだけ近い状態を作り上げることが、家からスムーズに外に出るコツです。もし目的を達成できなかったとしても、自分を責めないようにしましょう。反対に外出できた自分をほめてあげて、成功体験を積み重ねてみてください。

対人恐怖症の自助グループを利用しましょう

家から出る理由が作れない、もしくは、1人で外に出るのはどうしても怖いという人は、対人恐怖症の自助グループを利用してみましょう。
対人恐怖症のコミュニティは、ネット上にも全国の各地域にも一定数存在します。とくに実際に会って、同じ対人恐怖症の仲間同士で話をすることができる地元の自助グループの存在は、外に出れないと悩む人たちにとって大きな助けとなるでしょう。

最初は億劫でも、自助グループの人はすべて対人恐怖症を患う人であるため、やがて会うのが楽しみになるはずです。対人恐怖症の悩みも、1人で外に出ることの怖さも、仲間がいればぐっと乗り越えやすくなります。
また、同じように家に引きこもりがちな人と、具体的な対策について情報交換することもできます。自助グループはどちらかというと対人恐怖症に対する能動的な改善努力を目的としているため、病院に行けない、行きたくない人にとってもおすすめです。

対人恐怖症に悩む人は日本中にいます。対人恐怖症で外に出れない場合でも、改善の方法はいくつもあり、自分に合うものがあります。家族や友人、仲間の手を借りながら、少しずつでも外に出られるように努力していきましょう。

(まとめ)対人恐怖症で外に出られない時はどうすればいい?

1.外に出られない具体的な理由から対策を練り、対人恐怖症を克服しましょう

外に出られないと悩んでいる場合、まず具体的な恐怖心の内容を明らかにし、合わせて対策していくことが重要です。
闇雲に外に出ようとするのではなく、対策した上で確実に少しずつ外に出て、成功経験を積みましょう。

2.外に出られないと考える理由を具体的に認識しましょう

外に出ることができない理由を考えていくと、「自分の顔が不快に思われるかもしれない」「大人の男の人が苦手」というような具体的な内容が見えてきます。
その上で、顔が見えないようにマスクやサングラスをするなど、状況に合わせて対策していきましょう。

3.外に出る理由を作りましょう

外に出るためには理由が必要です。対人恐怖症でもムリなく会える人を見つけたり、嫌でも出なければいけない理由を探したりしましょう。
自分が出かけられる状況を想像し、再現していくのが外に出るコツです。また、他人のために外に出るのもよいでしょう。

4.対人恐怖症の自助グループを利用しましょう

1人では外に出ることができない場合、他人の手を借りましょう。地元で実際に会って交流できる、対人恐怖症の人が集まる自助グループがおすすめです。仲間と助け合いながら、少しずつ外に出られるように対人恐怖症を克服していきましょう。


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著者紹介

著者情報プロフィール:佐藤 達三
株式会社ブレッシングス代表取締役。「『不快感』がスーッと消える本」の著者。メンタル、身体の両面でのパフォーマンス向上をサポートし、セミナーへの参加者は今までに延べ6,000以上を超える実績を持つ。
現在ではビジネスパフォーマンス向上のため、経営者、投資家、ビジネスマンをはじめ、幅広い顧客に指示され1,000人以上の個人カウンセリングを行い、他人へのあがり、緊張、対人恐怖の克服をサポートする。
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