対人恐怖症には、ドーパミンの不足も関係していると考えられています


対人恐怖症に、特に関連深いホルモンとして挙げられるのがセロトニンですが、もうひとつ、ドーパミンの不足にも注意する必要があります。

ドーパミンが不足すると、対人恐怖症の症状が悪化するだけでなく、うつ病などを併発する原因にもなる可能性があります。

ドーパミンを増やす方法を意図的に日常生活の中に取り入れ、ドーパミン不足に陥らないように気をつけましょう。

ドーパミンは対人恐怖症に影響のあるホルモンのひとつです

ドーパミンは喜びや意欲といったものを司る重要なホルモンのひとつです。

ドーパミンは、不安や緊張を司るノルアドレナリンや、リラックスを司るセロトニンと並んで、三大神経伝達物質と呼ばれています。

物事に対するやる気や、何か活動をすることに対する喜びに大きく関わっているのです。

例えば、仕事で上司などに褒められるとドーパミンが脳内に大量に分泌されます。

その結果「仕事で褒められて嬉しい」といった喜びや、「もっと褒めてもらいたいから、今までよりも仕事をたくさん頑張りたい」といった意欲につながるのです。

ドーパミンが不足すると、何をしてもやる気が出なかったり、何か勇気を出して新しい行動を起こそうという意欲に欠けたりしてしまいます。

特に、対人恐怖症におけるドーパミン不足は、現状への改善意欲を削いでしまうことにつながります。

また、人とコミュニケーションを取ることの喜びを感じられないことから、引きこもりなどの原因になることもあります。

さらに、もうひとつ注意したいのはうつ病です。

うつ病は対人恐怖症になると特に併発のリスクが高い病気として知られています。

ドーパミンが不足すると、やる気の低下や幸福感の消失によりうつ病にかかるリスクが高くなるといわれているのです。

対人恐怖症を改善したいと考えるなら、ドーパミン不足には注意しましょう。

ドーパミンを分泌させるよう、楽しいことを求めましょう


対人恐怖症を改善するのにドーパミンは必要不可欠なホルモンです。

もし、日頃からやる気が感じられなかったり、改善したいと考えているのに一歩踏み出す勇気を持てなかったりしている場合は、ドーパミンが不足しているのかもしれません。

ドーパミンを効率よく分泌するよう、日頃の生活を見直してみましょう。

ドーパミンを効率よく分泌する一番の方法は、自分が好きなこと、得意なこと、やっていて楽しいと思えることを見つけ進んで取り組むことです。

趣味などに没頭することでドーパミンを多く分泌させることができます。

夢中になってつい時間を忘れてしまうようなものを見つけましょう。

また、趣味だけでなく日常生活や仕事においても、あらかじめ目標を設定し、それをクリアする達成感によりドーパミンを分泌させることができます。

誰かの役に立つことをして感謝されたり、褒められたりといったことも有効です。

自分の気持ちいいと思うことを追求していきましょう。

ただし、いくら気持ちよくても、アルコールやギャンブルなどにのめり込むのは禁物です。

このような、自分の努力によって得るわけではないその場限りの快楽ではドーパミンを効果的に分泌することはできません。

普段なかなかできないことに挑戦して達成したり、自分の努力によって自分の能力を伸ばしたりといった、ある程度の困難を必要とするものを選ぶようにしましょう。

ドーパミンだけでなく、セロトニンも増やしましょう

対人恐怖症において、ドーパミンと並んで増やすよう心がけていきたいのがセロトニンです。

セロトニンは、ドーパミン、あるいは同じ三大神経伝達物質のひとつであるノルアドレナリンが過剰に働きすぎないよう調節する役目を果たしています。

特に、上記の状態においてはセロトニンの不足がドーパミン以上に深く関わっているといわれています。

セロトニンが不足した状態で、ドーパミンだけをどんどん増やしてしまうと、セロトニンで抑えられなくなった分のドーパミンが暴走し、アルコール依存などの原因となってしまうと考えられているのです。

セロトニン、ドーパミン、ノルアドレナリン、これらのホルモンがバランス良く保たれることが、対人恐怖症改善には大切です。

ノルアドレナリンは不安や緊張を司るため、抑えることが重要ですが、セロトニンとドーパミンに関しては対人恐怖症となると不足しがちになると考えられるため、ほどよく増やしてバランスを取り戻す必要があります。

セロトニンを増やすのに有効といわれているのは規則正しい生活です。

・朝起きて朝日を浴びる
・栄養バランスの整った食事を摂る
・よく噛んで食べる
・ストレスを減らすよう心がける

このような生活を続けていくことで、セロトニンの分泌量を増やしていくことができると言われています。

規則正しい生活を続けつつ、趣味に没頭したり、スポーツに取り組んだりする時間を作れば、ドーパミンも同時に増やすことができるでしょう。

ドーパミンやセロトニンが不足しやすい生活になっていないか、今一度自分の生活環境を見直してみてください。

(まとめ)対人恐怖症とドーパミンは関係があるの?

1.対人恐怖症には、ドーパミンの不足も関係していると考えられています

対人恐怖症には、セロトニンだけでなくドーパミンも関係していると考えられています。

ドーパミンが不足すると、対人恐怖症が悪化する場合や、うつ病まで発症してしまう原因となってしまう可能性があるので注意しましょう。

2.ドーパミンは対人恐怖症に影響のあるホルモンのひとつです

ドーパミンは三大神経伝達物質のひとつで、喜びや意欲を得るために欠かせないホルモンです。

ドーパミンが不足することで改善意欲の低下や、症状の悪化だけでなく、うつ病を併発するリスクも懸念されているので注意しましょう。

3.ドーパミンを分泌させるよう、楽しいことを求めましょう

ドーパミンを効率よく分泌させるためにも、趣味や仕事など、楽しいと思えるもの、没頭できるものを見つけましょう。

あるいは、何か少し困難な課題を達成することでもドーパミンを分泌させることができます。

4.ドーパミンだけでなく、セロトニンも増やしましょう

ドーパミンと同時に、ドーパミンをコントロールするセロトニンも意識的に増やしていく必要があります。

三大神経伝達物質がそれぞれバランス良く作用することが、対人恐怖症には重要です。

自分の生活環境をよく見直してみましょう。

なぜほとんどの方が対人恐怖症の克服に失敗するのか?

多くの方は「対人恐怖症は病気である」と考えていますがそれは全く違います。原因の多くは過去の経験などから来る恐怖や不安によるもので、それらが無くなると驚くほど楽になります。その仕組みについてさらに知りたい方は無料メールセミナーにご登録ください。

著者紹介

著者情報プロフィール:佐藤 達三
株式会社ブレッシングス代表取締役。NSCAパーソナルトレーナーの資格者。メンタル、身体の両面でのパフォーマンス向上をサポートし、セミナーへの参加者は今までに延べ6,000以上を超える実績を持つ。
現在ではビジネスパフォーマンス向上のため、経営者、投資家、ビジネスマンをはじめ、幅広い顧客に指示され1,000人以上の個人カウンセリングを行い、あがり症、対人恐怖症の克服をサポートする。
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