昔の経験がトラウマとなって対人恐怖症になる可能性があります


対人恐怖症とは、他人から注目を受けることが苦痛になったり、自分が周りから不快に思われていると感じたりするなど、人と接することに恐怖を感じる状態のことです。

対人恐怖症は、本人の資質、幼少期の経験や過去に失敗をしたこと、いじめを受けていたことなどのつらい経験をしたことによるトラウマが原因でなるとされています。

対人恐怖症は社会不安障害ともいわれています

対人恐怖症は社会不安障害とも呼ばれ、大勢の人の前で話すことができない、初対面の人と会うことが苦痛など、社会的な場所で不安を感じる状態を指します。

対人恐怖症は10人に1人程度の割合で生じている、非常に多くの人がかかるといわれています。
人前に出ることへの恐怖は、程度の違いはあるものの誰でも感じるものといえるでしょう。

ただ体が震える、大量の汗が出るなど体調に問題が出るほどの状態になると、対人恐怖症の可能性があります。
対人恐怖症には、主に「緊張型」と「確信型」に分けることができるのです。

緊張型

人前で注目され、失敗して恥をかくかもしれない、と深く悩んでしまう人は緊張型の可能性が高いです。

・人前でスピーチをすることが難しい
・他人の視線が気になって落ち着かない
・周りから聞かれている気がして電話でうまく話せない

確信型

確信型は自分の視線やしぐさが、周りに不快な思いをさせているかもしれないと悩んでしまいます。

・自分の外見を気にしすぎて周りから変に見られていると思い込む
・自分の体臭や口臭などが周りを不快にさせていると考えてしまう

対人恐怖症では、このようなさまざまな症状のどれかが生じるか、複数の症状が出る場合があります。

対人恐怖症になる原因には性格、愛着形成不全やトラウマなどがあります


対人恐怖症は性格や性質だけではなく、乳幼児期の愛着形成不全や過去のトラウマなども原因になるといわれています。

性格的に小さい頃から神経質で怖がりだった場合には、大人になってからも人前に出ることやはじめて会う人が怖いと感じるようになるのが原因で対人恐怖症になることがあります。

ほかにも原因として、生まれて半年から1歳半位の間に大きく形成される「愛着」の形成不全が挙げられるのです。
愛着とは、親から受ける愛情によって育まれる「自分は愛されている」という確信のことと考えられています。

人前で大きな失敗をしたなどの経験が原因となって対人恐怖症になることもあるのです。

そして大きな失敗をした経験のように一時的に強いストレスを受ける場合だけでなく、子供の頃いじめを受けていたなど、慢性的にストレスがかかっていた場合にも長期的なストレスが原因となりトラウマが生じる可能性があります。

子供の頃の経験がトラウマになっていた場合には、本人が覚えていなくても意識下に当時のつらい経験が残っていて、大人になってから対人恐怖症などの症状が発症するケースがあるのです。

トラウマは脳にいつまでも残る記憶が原因といわれます

通常、記憶は脳の中で整理されるので、時間が経つとともに記憶も薄れていきます。
ところが大きなストレスになる記憶は脳が過剰に反応して正しく整理されることができなくなり、記憶が鮮明なまま残りやすいです。

そのためトラウマの記憶はいつまでも本人の中に残ってしまい、恥ずかしい思いや恐怖心などが続くといわれています。
トラウマとなって記憶が残ると日常的に思い出されて、つらく緊張した生活を送ることになるのです。

またトラウマの記憶が脳の容量を大きく占めたままでいると、日常生活や仕事上で能力の低下がみられるようになります。
トラウマによって自分らしい行動がとれずにいつも相手に合わせてしまう、自分に自信が持てなくなるなどさまざまな問題も生じます。

ひどくなると感情調節や行動の調節ができない、自らがトラウマと同じ経験を繰り返したり、他者に対して行ったりする場合もあるのです。
トラウマは環境を整えてストレスを減らし、トラウマケアなどを行うことで改善が期待できます。

トラウマに少し不安があるという程度の軽度な場合には、その仕組みを理解することでトラウマの状態や不安、ストレスの軽減が望めるのです。

(まとめ)トラウマは対人恐怖症の原因になる?

1.昔の経験がトラウマとなって対人恐怖症になる可能性があります

対人恐怖症とは他人から注目を受けることが苦痛になり、周りの人と接することに恐怖を感じるなどの症状が現れる状態のことです。

本人の資質や過去のトラウマなどが原因といわれています。

2.対人恐怖症は社会不安障害ともいわれています

対人恐怖症は大勢の前で話すことができない初対面の人と話すのが苦痛など社会的な場所で不安を感じる状態です。

大きく分けると緊張してうまく行動できなくなる緊張型と周りを気にして不安を感じる確信型のタイプがあります。

3.対人恐怖症になる原因には性格、愛着形成不全やトラウマなどがあります

対人恐怖症は性格や乳幼児期の愛着形成、過去のトラウマなどが原因でなるといわれています。

トラウマなどは本人が覚えていなくても意識下に残っていて、大人になってから症状が出るケースがあるのです。

4.トラウマは脳にいつまでも残る記憶が原因といわれます

通常の記憶は時間がたつとともに薄れていきますが、トラウマの記憶はいつまでも鮮明な記憶となって残るといわれています。

環境を整えるなど、ケアを行うことでトラウマの改善が期待できます。

なぜほとんどの方が対人恐怖症の克服に失敗するのか?

多くの方は「対人恐怖症は病気である」と考えていますがそれは全く違います。原因の多くは過去の経験などから来る恐怖や不安によるもので、それらが無くなると驚くほど楽になります。その仕組みについてさらに知りたい方は無料メールセミナーにご登録ください。

著者紹介

著者情報プロフィール:佐藤 達三
株式会社ブレッシングス代表取締役。NSCAパーソナルトレーナーの資格者。メンタル、身体の両面でのパフォーマンス向上をサポートし、セミナーへの参加者は今までに延べ6,000以上を超える実績を持つ。
現在ではビジネスパフォーマンス向上のため、経営者、投資家、ビジネスマンをはじめ、幅広い顧客に指示され1,000人以上の個人カウンセリングを行い、あがり症、対人恐怖症の克服をサポートする。
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