プライドが高い人は、対人恐怖症になりやすいといわれています


対人恐怖症になりやすい性格の一つとして「プライドが高い」ということが挙げられます。

プライドが高いことで自分の失敗を見過ごすことができず、また小さな失敗でも気にしすぎてしまうため、対人恐怖症になりやすいと考えられているのです。

対人恐怖症を改善していくためには、病院で治療を受けるなどのほかにも、このような自分自身の根底にある性格と向き合っていくことが大切です。

プライドが高いことと、対人恐怖症には密接な関係があります

対人恐怖症は「自分の失敗などみっともないところを他人に見られるのではないか」と気にするあまり、日常生活に支障が出てしまう病気です。

そのため、些細な失敗でもくよくよと悩み続ける人、恥に思って記憶に強く残ってしまうような人ほど、対人恐怖症になりやすくなってしまうと考えられています。

仮に、このようなプライドが高い性格とは真逆の人の場合を考えてみると良いでしょう。

たとえ対人恐怖症の人と同じ失敗をしたとしても、笑ってごまかし、五分後には何事もなかったかのような顔で、あるいは実際にすっかりと失敗のことを忘れて過ごしているという人も世の中にはいます。

このようなタイプの人は、失敗した時の対応に慣れていたり、失敗に寛容であったりするため、よほどトラウマになるようなことがない限りは対人恐怖症になりにくい性格だといえます。

しかし、一方でプライドが高い人は、普通の人が笑って忘れてしまうような些細な失敗でも見逃すことができません。

失敗に寛容な人よりも何かと日常生活や対人関係にストレスを抱えやすく、心身ともに対人恐怖症を発症しやすい土台ができてしまっているのです。

「プライドが高い」というのは自信家であることとは限りません

プライドが高い人ほど対人恐怖症になりやすいといわれている一方で、実は自分自身がプライドが高い方だと認識していない、対人恐怖症の人も多くいます。

その一因としては、「プライドが高い」という言葉のイメージがあるかもしれません。

プライドが高いというと、自信家で、完璧主義で、高慢な態度をとる人、というように思われてしまうことも多いものです。

しかし、実際にはそれ以外にも以下のような特徴があります。

・人と話していても、だいたい自分の意見が一番正しいことのように思える
・思い込みが激しく、思い込んだ意見をなかなか変えることができない
・融通が利かず、自分の意見ややり方を最優先で押し通したい
・他人に厳しく、他人の失敗をよく見て気づいてしまう
・自分と価値観の違う人、嫌いな人の意見は全て聞くに値しない
・好きなことしか見えず、嫌いなこと、興味のないことは流してしまう

このように、自分が一番であるとよく感じ、自分や他人を問わず失敗に敏感で、自分の興味のないものに何の価値も見出せない人が、いわゆる「プライドが高い人」です。

意識せずともプライドが高い人になっていないか、自分と向き合ってよく考えてみましょう。

人の意見を柔軟に受け入れるよう努力してみましょう


対人恐怖症を改善していくためには、このようなプライドの高さを自覚し、プライドを少しずつ崩していくことが大切です。

つまり、物事に柔軟になり、あらゆる物事や失敗に対して寛容になるように心がけるのです。

対人恐怖症に効果的といわれている治療法のひとつとして、認知行動療法があります。

この認知行動療法は、簡単にいってしまえば、「自分が気にするほど、他の人は自分のことを気にしていないこと」や、「自分の見えているものと、他の人に見えているものが違うということ」を治療を通して気づき、学んでいくというものです。

高いプライドを崩していくということは、この認知行動療法にも通じるものがあります。

具体的に、自分のプライドを崩していくためにも、実際に病院で認知行動療法を受けてみると良いでしょう。

また、日頃から以下のような思考、あるいは行動をするのも効果的です。

・自分とは合わないと思っている人のことを、そっと観察してみる
・普段読まないジャンルの本を読んだり、映画を見たりする
・意見が合わない人の魅力をあえて考えてみる
・これまで全く取り組んだことのないジャンルの仕事や趣味を持つ

これらの行動の目的は、今までの自分の常識や価値観を崩されるような、意外なものに多く触れるということです。

プライドが高い人は、自分の常識にとらわれすぎてしまう傾向があります。

あえて普段関わらないことに関わり、「世の中は広く、自分の考えが全く通用しない世界もあるのだ」と知ることで、プライドの高さを打ち砕いていくことができるでしょう。

(まとめ)対人恐怖症になる人はプライドが高いの?

1.プライドが高い人は、対人恐怖症になりやすいといわれています

プライドが高い人は自分の些細な失敗を過度に気にしてしまうため、対人恐怖症になりやすいといわれています。

病院に行くだけでなく、自分のこうした内面とも向き合っていくことが、対人恐怖症改善には大切です。

2.プライドが高いことと、対人恐怖症には密接な関係があります

プライドが高い人は、そうでない人に比べて失敗を気にしすぎる傾向にあります。

そのため日常生活の中でストレスを感じやすく、ストレスによって対人恐怖症を発症しやすくなってしまっているのです。

3.「プライドが高い」というのは自信家であることとは限りません

プライドが高いと一口に言っても、実はさまざまな特徴があります。

また、人によっては自分のプライドの高さを自覚していない場合も多くあります。

自分がプライドの高い人になっていないかどうかよく確認しましょう。

4.人の意見を柔軟に受け入れるよう努力してみましょう

プライドが高い人が対人恐怖症を治すためには、自分のプライドの高さと向き合い、プライドを崩していくことが重要です。

普段触れないもの、全く違う価値観に触れ、自分の常識や価値観を積極的に覆していきましょう。

なぜほとんどの方が対人恐怖症の克服に失敗するのか?

多くの方は「対人恐怖症は病気である」と考えていますがそれは全く違います。原因の多くは過去の経験などから来る恐怖や不安によるもので、それらが無くなると驚くほど楽になります。その仕組みについてさらに知りたい方は無料メールセミナーにご登録ください。

著者紹介

著者情報プロフィール:佐藤 達三
株式会社ブレッシングス代表取締役。NSCAパーソナルトレーナーの資格者。メンタル、身体の両面でのパフォーマンス向上をサポートし、セミナーへの参加者は今までに延べ6,000以上を超える実績を持つ。
現在ではビジネスパフォーマンス向上のため、経営者、投資家、ビジネスマンをはじめ、幅広い顧客に指示され1,000人以上の個人カウンセリングを行い、あがり症、対人恐怖症の克服をサポートする。
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