トイレに人がいると緊張して用を足せなくなるのは対人恐怖症の症状です


トイレに自分以外の人がいるなど、特定の状況になると緊張してしまい、せき止められたかのように排泄できなくなるというのは、意外なことに対人恐怖症の症状の一つです。もしも日常生活に支障が出るほど症状が重いのであれば、病院で治療することができます。

神経質な性格だから仕方がないと諦めずに対策していきましょう。

人のいるトイレで緊張してしまうことは「排尿恐怖」と呼ばれています

会社のトイレや公衆トイレの他、時には自宅でさえも、自分以外に人がいると緊張してしまい出るものも出なくなるという状態は、対人恐怖症の中でも「排尿恐怖」と呼ばれる症状の一つになります。対人恐怖症と言うと、どうしても人前でのスピーチや接客などで緊張してしまい、日常生活に支障が出るというようなことを想像しがちです。

そのため、トイレで緊張しすぎてしまうことが実は対人恐怖症の症状の一つであるとは認識されにくく、本人もまさか病気であるとは思ってもいないことがよくあります。

排尿恐怖を抱えている人には、たとえば以下のような症状が現れます。

・自分以外に誰か一人でもトイレに人がいると緊張して排泄できなくなる
・排泄の音を聞かれるのではないかと不安になり、排泄できなくなる
・トイレに長くこもっていることを不審に思われ、ドアをノックされるのではないかと緊張して排泄できなくなる

人によって症状には差がありますが、共通しているのは「人の存在を意識することで、排泄に困難が伴う」ということです。トイレというデリケートな場所であるだけに、排泄を急かされたり、特別音を注意して聞かれたりというようなことは誰でも嫌なものです。

しかしそれで実際に他人の存在を意識しすぎ、排泄が全くできなくなってしまうという場合、排尿恐怖と分類されることが多くなります。

排尿恐怖は病院の精神科で治療することができます


排尿恐怖を含め、対人恐怖症は病院の精神科などで治療を受けることができます。また排尿恐怖の場合はまずは泌尿器科から相談してみるという方法もありますが、精神的な理由で起こっているため、検査しても特に異常が出ないことには注意が必要です。

排尿恐怖の治療内容としては、まず排尿の困難が心因性であることに関して詳細に説明がなされます。その上で、症状に応じて認知行動療法や薬の処方などが行われることになるでしょう。

もし日常生活や仕事に支障が出るほど普段のトイレの環境で悩んでいるのなら、一度病院を受診して見ると驚くほど楽になることがあります。トイレで緊張して用を足すのが困難になるというのは有名な症状として認知されていますので、もちろん病院で話しても不審に思われることはありません。

また精神科を訪れることに躊躇してしまう人もいるかもしれませんが、最近ではうつやストレスの問題などから精神科の需要や認知度も高まっています。気軽に受診することができるため安心です。

自律神経を整えて、排尿恐怖を克服しましょう

病院に行くほどではない、あるいは病院に行くのは怖いという場合は、自分で自律神経を整えるような改善努力をしていくこともよいでしょう。排尿恐怖など対人恐怖症における極度の不安感は、実は自律神経の乱れが原因の一つであると言われています。

自律神経とはすなわち、交感神経と副交感神経を指します。つまり緊張や不安などを司る交感神経と、リラックスする時に強く働く副交感神経のバランスが崩れ、交感神経優位な状態になってしまっているのです。

その結果、必要以上にトイレで緊張が高まってしまい、通常であれば思いもしないような不安を抱えてしまうことになります。自律神経を整えることで、排尿恐怖は少しずつ和らいでいくでしょう。

自律神経の乱れは日頃の生活リズムの乱れや、ストレスなどから起こると言われています。

自律神経を整えるためには、以下のような行為が有効です。

・朝起きてカーテンを開け太陽の光を浴びる
・夜は日付が変わる前に寝る
・定期的に適度な運動をする
・ストレス解消の手段を持ちストレスを溜めない
・朝昼晩ときちんと栄養バランスの整った食事をとる
・好きな音楽を聴く

健全な生活を継続して続けていくことで、乱れていた自律神経のバランスが徐々に整っていくはずです。まずは不安を感じにくい体づくりから始めることで、排尿恐怖を克服していきましょう。

(まとめ)他人がいるトイレで用が足せないのは対人恐怖症なの?

1.トイレに人がいると緊張して用を足せなくなるのは対人恐怖症の症状です

トイレに人がいると人を意識してしまい用が足せなくなるというのは、対人恐怖症の症状です。性格によるものと思われがちですが、治療することは可能です。

諦めずに病院へ行くなど対策しましょう。

2.人のいるトイレで緊張してしまうことは「排尿恐怖」と呼ばれています

対人恐怖症の一般的なイメージからも意識されにくい排尿恐怖は、本人にとっても認識されにくいのが現状です。排尿恐怖の場合、人を意識することで、特定の状況で全く排泄ができなくなってしまいます。

3.排尿恐怖は病院の精神科で治療することができます

排尿恐怖で困っているのなら、病院で治療を受けましょう。家族や友人には相談できず困っている人でも、医師になら安心して相談することができるはずです。

話すだけでも、症状が楽になることがあります。

4.自律神経を整えて、排尿恐怖を克服しましょう

排尿恐怖には自律神経の乱れやストレスなどが関わっていると言われています。日頃の生活リズムを見直し、ストレスフリーな生活を送るようにしましょう。

規則正しい生活を継続していくことで、排尿恐怖が和らいでいくはずです。


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著者紹介

著者情報プロフィール:佐藤 達三
株式会社ブレッシングス代表取締役。「『不快感』がスーッと消える本」の著者。メンタル、身体の両面でのパフォーマンス向上をサポートし、セミナーへの参加者は今までに延べ6,000以上を超える実績を持つ。
現在ではビジネスパフォーマンス向上のため、経営者、投資家、ビジネスマンをはじめ、幅広い顧客に指示され1,000人以上の個人カウンセリングを行い、他人へのあがり、緊張、対人恐怖の克服をサポートする。
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