つねることで一時的にあがり症を抑えることは期待できますが、つねるのは根本的な解決法ではありません


あがり症の症状が出てしまうことは、自尊心を守るために必要な働きです。そして緊張は誰にでも起きることで、急な症状で困った時はつねることも一時的な改善策になります。

しかし根本的に改善するには、つねるだけでなくなぜその症状が出るのかを知り、普段から対策に取り組んでおきましょう。ポイントは1人で悩まず周りの力を借りることで、プレゼンなどで頭が真っ白になっても進められるほど周到な準備を習慣づけましょう。

また失敗してもそれを解決できれば自信になり、改善にもつながります。

なぜあがり症になるのか、メカニズムを理解しましょう

大勢の前で話をしたり大事な会議でプレゼンをしたりする時、ひどく緊張して「自分はあがり症だ」と感じることがあるのではないでしょうか。実はそう感じている人は多く、そのような場面ではほぼすべての人が感じていると言われています。

ではなぜあがってしまうのかというと、これは人間の生命維持の働きと関わりがあるのです。

あがり症は自尊心を傷つけられないようにするため生じる

心の命とも言える自尊心を守るために防衛本能が働き緊張するので、あがり症が特別異常なものではありません。しかし仕事やプライベートで気になってしまうと、あがってしまわないか心配になり、また同じような失敗を繰り返さないかというストレスを抱えることがあります。

つねることはあくまで応急処置

急に緊張する場面に立たされた時、あがり症を緩和するための応急処置を知っていると気持ちが楽になることでしょう。たとえばつねることもひとつの方法で、大勢の前で話す時に後ろに組んだ手を自分でつねることができます。

つねることによって意識が痛みに向くので、あがり症ということを一時的に忘れられるでしょう。しかし何度もつねるなど痛みがあまり感じられないほど緊張していたりすると、体にあざがいくつも残ることになるので注意しましょう。

普段からいざという時のために準備をしておきましょう


日頃からあがるのを気にしている場合は、いざという時のために次のことを準備しておきましょう。

周りの力を借りる

あがり症に悩む人の多くが自分1人で解決しようとしますが、自分だけの力ではなかなか改善が難しいものです。そのため会社の同僚や友人、家族などに協力してもらい、改善に取り組みましょう。

誰でも緊張することを知る

あがりやすい度合いに差はあるものの緊張しているのは自分だけではないと思い、周囲の人へ緊張していることを隠さず話してしまうことも気持ちを軽くするひとつの方法です。身近なところにあがりやすい人を見つけて、緊張を共有し合ってみましょう。

同じように緊張している人がいると安心できて心が落ち着きやすいほか、自分以上にあがっている人がいると逆に冷静になれるとも言われています。

周到に準備しておく

過去にあがったために失敗した経験があると、それを回避したいがためにプレゼンや商談などに向けた準備を避けてしまうことがあります。しかしその場で対応することは緊張が邪魔をするために難しく、準備ができていないため余計に緊張して失敗を重ねかねません。

あがってしまって頭が真っ白になったことを想定して周到な準備をしておけば、安心感が増して緊張も和らぐでしょう。つねる場合もそうですが、落ち着く行動というものも前もって把握しておきましょう。

あがって失敗してしまっても引きずらないことです

前の失敗を繰り返すかもしれないという不安から症状が出ることもあるため、もし失敗しても早めに立ち直るようにしましょう。その時は失敗と向き合うことが難しい場合もありますが、客観的に見て原因を明らかにし次回につなげることです。

しかしあがってしまったことだけが原因ではない可能性もあるので、改善する方法に取り組むほか、準備はそれまでにきちんとできていたかなどの確認もしておきましょう。

失敗を抱え込まない

1人で改善することは難しいように、失敗したことは1人で改善するよりも周りの人に話して意見を聞いた方が簡単に解決策が見つかることもあります。また身近な人に限らずインターネット上で同じ悩みを抱える人と相談したり、情報収集をしたりすることも役に立つでしょう。

解決が自信になりあがり症を改善する

失敗を過度に恐れることもあがることを招きやすくなるので、失敗をそのままにせず解決することがポイントです。そして失敗を乗り越えたことで、失敗しても大丈夫と思えるようになりその結果あがり症の改善が期待できます。

(まとめ)あがり症はつねると治まる?

1.つねることで一時的に抑えることは期待できますが、つねることは根本的な解決法ではありません

症状は誰でも感じていることで、一時的な対策にはつねることがあります。普段から改善するためにも、周りの人の協力を得ながら周到な準備をしておきましょう。

もし失敗しても解決すれば自信になるので恐れずに取り組むことです。

2.なぜあがり症になるのか、メカニズムを理解しましょう

あがるのが気になる人は実は多く、誰しもが抱える悩みといえます。そしてあがるというのは本能のようなもので、自分が傷つかないために存在しているのです。

応急処置としてつねる方法もありますが、つねることをやりすぎると跡が残る可能性があるため注意しましょう。

3.普段からいざという時のために準備をしておきましょう

あがり症で困らないためには普段から準備しておくこともおすすめです。そのポイントは1人で解決しようとせず、周りの人の力を借りる・緊張を共有する・会議などの準備は周到にしておくことがあります。

つねるなど、落ち着く行動も把握しておくといいでしょう。

4.あがって失敗してしまっても引きずらないことです

また同じ失敗をするかもしれない不安から、準備を避けるなどして失敗することがあります。そのため失敗を引きずらないようにし、原因や改善策を立てて解決しましょう。

すると失敗を解決したことが自信になり、緩和されるでしょう。


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著者紹介

著者情報プロフィール:佐藤 達三
株式会社ブレッシングス代表取締役。「『不快感』がスーッと消える本」の著者。メンタル、身体の両面でのパフォーマンス向上をサポートし、セミナーへの参加者は今までに延べ6,000以上を超える実績を持つ。
現在ではビジネスパフォーマンス向上のため、経営者、投資家、ビジネスマンをはじめ、幅広い顧客に指示され1,000人以上の個人カウンセリングを行い、他人へのあがり、緊張、対人恐怖の克服をサポートする。
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