あがり症の症状は平常心をなくすことで起こります


あがり症の症状として特徴的なのは、苦手な場面に遭遇すると途端に平常心を失ってしまうことです。
平常心をなくしてしまうと自分が今何を話しているのか、何を話してよいのかわからなくなり、話がまとまらなくなったり、言葉に詰まったりします。

あがり症に悩む多くの人は、症状を性格の問題と捉えています。性格による影響もたしかにあるのですが、人前であがってしまっている時、体内では緊張をますます高める作用が働いているのです。

あがり症の症状は交感神経が優位になると起こりやすくなります

自律神経には心身の緊張や興奮を高める交感神経と、心身をリラックスさせる副交感神経があります。

副交感神経よりも交感神経が優位になることで、さまざまな症状が引き起こされると考えられています。
ストレスにより強い不安感や恐怖心に支配されると、ノルアドレナリンという神経伝達物質が分泌されて、交感神経が活発になるのです。

平常心をなくした時に心臓がドキドキすることがよくありますが、これは交感神経が血圧を上昇させ、呼吸を早くし、筋肉を硬くすることが影響しています。
自律神経は血管や内臓などの働きを司りますが、意識的にコントロールすることはできません。呼吸して酸素が肺に送り込まれるのも、心臓が動くのも、すべては自律神経の働きによるものです。

自律神経が乱れるという言い方をすることがありますが、これは交感神経と副交感神経のバランスが崩れている状態を指しています。
心身の活気を保つためには、ストレスをなくして交感神経と副交感神経のバランスが取れていることが重要になるのです。

自律神経が乱れるのは、ストレスや疲労が引き金になるためと言われています。人はストレスの原因を周囲の環境の中に見つけようとしがちですが、ストレスが自分の中から発生していることも多々あります。
自分が生み出したストレスで疲労感を募らせているのであれば、自分を見つめなおす時間を持ちストレスから解放させてあげるべきだと言えるでしょう。

あがり症の人は話すことに集中できていません


あがり症の人の特徴として、「自分が話す」という行為に集中できていない傾向が見られます。話すことに集中できていないのはいうまでもなく、他のことに気を取られているからです。

また、自分が人前で話している時に周囲の人の反応をとても気にしています。変なことを話していると思われていないだろうか、笑われたりしていないだろうかと、不安でいっぱいになっています。

本来持っている力を発揮できないまま、スピーチを終えてしまうことが多いのは、失敗したくないという思いが強すぎるせいなのです。

責任感が強く、真面目な人であるほど人目を気にすることがありますが、真実を述べると他人は想像しているよりも、自分のことを気にしてはいないものです。
あがり症の人は良く言えば律儀で感受性が強いのですが、その反面、見栄を張りたいという願望を持っている場合が多いと言います。

人に良く思われたいと考えるのは悪いことではありません。
しかしその気持ちがストレスとなって自分を苦しめているのだとしたら、あがり症の症状は改善されにくいでしょう。

マインドフルネスは集中力をアップさせるのに効果的です

スピーチやプレゼンの際に自分が話すことに集中するためには、意識を変えていくためのトレーニングが効果的です。

今この瞬間にすべての意識を集中する癖を身につけると、人前で話すことが苦痛ではなくなってきます。
雑念を捨て、今この瞬間に意識を傾けるための方法として、マインドフルネスの考え方が用いられることがあります。

海外では脳トレーニングのために導入されていますが、日本でも取り入れる企業が少しずつ増えてきているのです。

マインドフルネスの定義には諸説ありますが、集中、自覚、気づきなどといった言葉に置き換えることができます。難しく考える必要はなく、人前で話している最中に自分が話すことだけに意識を向ければよいのです。

仕事上、重要なスピーチやプレゼンをする機会は今後もやって来る可能性があります。
自分自身に集中する習慣を身につけると、あがり症の症状も軽減されていくでしょう。

(まとめ)あがり症の症状は何故起きてしまう?

1.あがり症の症状は平常心をなくすことで起こります

あがり症の症状は、苦手な場面に遭遇した時に平常心を失ってしまうために起こります。性格的な問題と捉えられやすいあがり症ですが、実際は体内で心身の緊張を高めるメカニズムが影響しているのです。

2.あがり症の症状は交感神経が優位になると起こりやすくなります

自律神経には交感神経と副交感神経がありますが、あがり症の症状は交感神経が優位になるために生じると考えられています。
ストレスによりノルアドレナリンが分泌されることによって交感神経が活性化され、血圧が上昇する、呼吸が速くなるなどの症状が現れます。

3.あがり症の人は話すことに集中できていません

あがり症の人に多いのが、「自分が話す」という行為に集中できていないというものです。
周囲に良く思われたいと願う気持ちが強すぎると、それがストレスとなって自分を苦しめることになります。

4.マインドフルネスは集中力をアップさせるのに効果的です

今この瞬間だけを意識するというマインドフルネスの考え方は、あがり症の症状を改善するのに有効な方法です。
周囲の反応を恐れず、自分に集中することで、人前で話す苦痛が和らいできます。

なぜほとんどの方があがり症の克服に失敗するのか?

多くの方は「あがり症は病気である」と考えていますがそれは全く違います。原因の多くは過去の記憶や感覚感情によるもので、それらが無くなると驚くほど楽になります。その仕組みについてさらに知りたい方は無料メールセミナーにご登録ください。

著者紹介

著者情報プロフィール:佐藤 達三
株式会社ブレッシングス代表取締役。NSCAパーソナルトレーナーの資格者。メンタル、身体の両面でのパフォーマンス向上をサポートし、セミナーへの参加者は今までに延べ6,000以上を超える実績を持つ。
現在ではビジネスパフォーマンス向上のため、経営者、投資家、ビジネスマンをはじめ、幅広い顧客に指示され1,000人以上の個人カウンセリングを行い、あがり症、対人恐怖症の克服をサポートする。
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